算命学宿命による除難の方法

算命学宿命による除難の方法 算命学

⑤宿命による除難の方法
宇宙や大自然と言ったものは、「宿命」と言う、意志と法則性で個人に内在し、つながり一体化したものであると言って来ました。

この宿命と言う文字を「神」、「佛」、と置き換えて、もう一度始めから読み返してみて下さい。これから後の文章に対しても同様です。

何宗、何教であれ信仰を持ったお方なら、それ丈で充分スッキリと 納得なさる事でしょう。

霞堂が御紹介を頂いて、結縁が生じる時の資料科に、信仰の有無を尋ねているのは、 窮極 の占いは、深い信仰と同じものであり、神占術を知り、霞堂と交わって居れば、何宗を問わず誰しもが、自分が信奉する神仏の世界で、高い悟りの境地に到達出来、最も早く確実に自分の幸せを手にし易い人だからです。

然し信仰を持ち、変に勉強をした人は、「吾が宗尊とし」に偏執 し、他の神仏や社会の全てに、目を閉じ耳を塞ぐ、即ち我と執着の世界へ直進し、独善地獄に至ります。

そしてやる事は、美名に踊り、宗教戦争的行動で求世 救人を叫んだりしますが、人類の戦争史の半分位が宗教がらみで起きる、殺獄の歴史である事実は、この信ずるが故の「排他自尊」の世界の恐ろしさを物語り、このタイプの信仰者(自称)は、先ず百%幸せに背き救い様がありません。

これを大別すれば、信仰によって、己を高めんと願う人と、信仰に救いを求めた人の世界の違いでしょう。

人が人を救ったり、神仏が特定の人の利不利を行うのではなく、本源に発し、あらゆる有象無形に対し、無限無窮に働く宇宙の法則に、人の方で和した場合にのみ、その偉大な恩恵に浴し得るからです

不幸は、何もなく向うから押しかけてくるのではなく、その殆どは、自分が求める故に不幸の法則に働くのであって、自分では良かれと願った結果なのだから「人の愚かさ」以外の何でもありません

では、厄災、不幸を取り除く方法を
臭い匂いは元から断たなきゃ駄目、等と言ふコマーシャルがありましたが、人の禍いも、その場逃れの対症療法をやっていたんでは、「身欲」と言う無限地獄が永住の場となる故、「物欲を追い挙名を求める道に、幸せはない」等と前章迄に書きましたけど、どっかの坊さんの言う事と間違われやすい故、その点を少しはっきりさせておきますと、(霞堂の世界は)
欲しいものを捕りに行くのは駄目だが下さるものを頂くとか、本来与えられているものを使う」のは自然の理に叶っているのです。

欲しい欲しいと追っかける程逃げられるが、天意(宿命)に叶う生き方をしていれば、必要なものは嫌だと思っても向うから群れ集まってくるのです。

それは、物であれ、人であれ、運であっても「すべてが同じ法則」によってです。

だから 招運も除難も結局の処は、「法則」「宿命」を味方にし得るか否かで決し 「何れを選ぶ」かは自由です。

「自分に関わる事は自分が決める」が基本です。(矛盾の様で合理です)

宿命は、貴方の意に拘わりなく流れていますが、どうにかなりたいと思うなら、先ず貴方がアクションを起こすのです。

何もしなければ、何もおきないんですし、生きている事自体は、常にどちらかを選んで行動しているのですが、それに「意」を加えるのです。

では、自分の手で厄災を除きましょう。
先ず宿命に関わる事は、宿命に戻してやって下さい。

自分が辛い、苦しいから自分の智恵、才覚、努力、で打開しよう等と考えるから駄目なのです。

大きな大宇宙の経輪の中で起きる事はどんなに己に自信がある人であれ、人一人の力等はまるで塵埃にも及びません

委ねるのです。そして安心して、自分を解き放して見て下さい。

すなわち大いなる法則が働くと共に、内なる神「魂」が感応して、「どう在る可きか」を正確無比に答えてくれます。

親鷲の自然法爾の世界であり神道で言う 「惟神」の世界です。

似た様な事ですが、これは自分に対して、はなく「起きた事柄、問題に対して「放下して終う」のです

辛い、苦しいと感じているのは、三分の一の「頭で考え自分なりの解釈で思う心」の自分なので
主人公である、「ほんとうの自分」は本能的に、それ等の厄災の、真意を知っているから、ちっとも悩んでも苦しんでもいないのです

その証拠には、大抵の禍いは三年か五年経って振り返ってみると、「何だ、たったあれだけの事に何であんなに、のたうちもがいたのだろう」。と思うし

「あの時の、あの事があったからこそ今日のこんなよい目に逢えたのだ。」
と考えられる筈です。

苦労、厄災とは、相手にしないでいると、案外楽に吹き抜けて行くものなのです。

次は「因縁解脱」です。因縁の無い人はなく、「善因悪縁」共に前後七代の作用をします。
故に、悪い方の原因を無くすか、減らしてやれば良いのです。
かと言って、先祖の中から、不幸な死に方をした人や、外道を働いた人を、無理矢理ほじくり出して供養してもらう、等の世界でウロウロしていても、余り足しにはなりません。

自分に悪いたものを取り除けば、除いた場所はポッカリ空洞が出来、次の霊に 「さあいらっしゃい」、と手招きしている様なものでくり返しの「堂々廻り」です。こんな人は当然「不運の法則」の中にいるから、変な縁につながって、何十薦の多宝塔を掴まされたとか、まるで不釣合いの高価な「キンキラ仏壇」を飾ったり、開運屋さんに取り悪かれたり、で良い具合にむしり放題にされています。

「因緑解説は、必ず自分の手でやる」ものです。(普通は苦悩によりやらされています)
先ず霊(悪因霊)等が憑けない躰になって肉体、精神共に完全健康体を作り保つ

その上でそれ等の貧霊の「求める事」を代りにやって上げるのです

原因を探し廻ったり、どこかでみてもらおう、等と考える事はありません。

貴方が存在している、自然界を見れば、そこに「陰陽は常に帳尻りが合う」様に働き、「類は共を求め「一定の律を以て、くり返し作ら進んでいる」法則が読みとれます。

だから、今自分に振り掛かって来た事を虚心に眺めればそれで良いのです。喜びの中にはすでに不幸が芽生えており、不幸の中には絶対に次に来る幸せが含まれています。

そしてお金の事は、お金に原因があり、人との争いは、人間関係の原因、病気は病気であり、又例えば親か祖父母が離別していると、何となく夫婦間がギクシャクしたり、本来の家業を、父か祖父が一転させていたら、親の跡を継いだ自分の稼業がどうにも立ち行かなくなる。とか親が長男なのに跡を継がなかったから、自分の息子が訳もなしに逆らって来たり、等ですが、そんな事を素人である貴方が探し廻っても、はっきり解る訳がありません。

だから、少々乱暴な様でも、「困った事を人に返す」のです。お金で苦労しているならば、金に困っている人を助ける。

病気ならば、病人の世話をする。
人間関係不順ならば、争う人の間に立ってあげる。等の様にですが、こんな事で大抵当っているものだし、実に不思議な事には、その対象者が必ず身辺に現れて来るもの故、それを見過ごさない事です。

アッと驚く様な事が、直ぐにはっきりと起ります。

この場合のコツは「如何なる善行も、決して見返りを求めたり、期待しない事」でこの点はお坊さんの説法と同じパターンですが、今一つ大事な事は、心の底から湧き上って来る『魂』三分の二の自分が、そうしたいと希い尽くし切る事で、心や頭が「そうしなければ」、と思う行為では大した事がなく、そこが一番難しい面ですが、それが出来た時に始めて、「吾が身の陰徳」となって光を放ち、自然は自分の為に飛んでもない偉大な力を揮ってくれます。

こんな生き方が出来てる時は、朝目が覚めると、お天道様が自分の為に昇って来た様に感じ、庭先の草や木もキラキラと輝やいて見えるものです。

この様に、厄災の除き方は三つもあり、除難の法は、そのまま招福の法であると言うのがほんものです。

どれを選んでも良いし、併用なさっても結構です。

その他の特効法として
算命占星術を使う方法もあります。

これは、自分の宿命の星を使って、星に働いてもらうのです。例えばその人の守護神の星や、一番強い星を活用するのですが、これは霞堂と御縁がつながり交じわりが続く人に限られるので、一般的とは言えません。

何だか「象徴的な話しなので、ピンとこないなあ」と、お思いでしょうか

現実の例になるとこん
な感じです。

○どうしました、血相変えて、でも今日は良い話しですね、気が満ちて輝いていなさるから。

◎判りますか、アラ、そりゃそうですわね。先生には何もかも見えているんですから、何しろ大変な事になりました。
家中の皆が、たった一年で天と地が引っくり返ったのです。

私の子宮筋腫も胃潰傷も。六月に「入院ベッドが空いたから来い」と言われて行ったら検査の結果跡かたもなく、直ぐ帰って良いと言われたのです。

そして主人と下の娘が、別の家で暮らす事になった途端、あんなに学校を嫌い不良仲間と遊んでいた下の娘が、まるで何事もなかった様な顔で学校へ行くは、家事一切を私より上手にやる様になって来年は短大を受験する等と言い出したのです。

上の娘は、思い切って 「会社をやめて海外旅行へ行く」事を許したら、最初の行き先のニュージーランドで案内してくれた、学校の先輩で商社マンの青年との結婚が決まり、この秋に挙式だと言うし。

家のローンは、主人の退職金で0になった上、何と言っても主人の仕事に驚いてしまいました。

あれから、直ぐに辞表を出して、私も 「どうせ大手術をする身でどうなるか判らないんだから」
「好きな様にしばらくのんびりしたら」
と言っていたら、小学校時代の親友の経営するスーパーへバイトの様な形で手伝いに行ったのです。

五月に、友人が事故で亡くなりました。奥さんは 「子供を連れて四国の実家で暮らしたいから、後を引き受けてくれないか」と頼まれたのです。月々、50万ずつ送金して欲しいと言うのですが、現状で100万円位の利益が出ている店なのです。
二つ返事で引き受けましたが、「長男が学校を終えて東京へ出る迄の間、今の住まいを管理していて欲しい」との条件も一つ付きました。

主人と下の娘を住ませて、私が朝晩行ってやろうかと思ってましたが、娘が見事にやってくれますので、今は週一回位で、たまに逢う故か夫も結婚後あんな優しい顔を見せてくれるのは始めてです。

私、何だか夢の中を泳いでるみたいで。今日は、夫も一しょに来たいと言っていたのが駄目になったので、「どう言うお礼をすれば良いのか聞いて来い」と言われて来ました。

何もかも、先生の言った通りになりましたが、現実に「なって見て始めて信じられた」と言うのが正直なところなんです。

一年前と、同じ人間が同じにくらしていて、しかも四人が四人共一べんにこんなに変わるなんて時々腕をつねったりしているんですよ

○その先生と呼ばれるのは好きちゃないんだけど、でもほんとうに良かったね。お礼は不要です
何も、私がやって上げた事は一つもなく貴方が宿命に戻っただけなんですから。

然し、今が一番肝心なところですよ。

「何故に、どうしたから運命が逆転現象を起こしたのか」
それをまずこの際しっかり整理して、次に備えねばなりません。

今回は、たまたま貴方が窮地にあって、八方塞がりだったから、霞堂の言うことを素直に受け容れて下さいましたが
貴女や子供達が幸せを完成させる迄、私が地上に在る筈はないのですから、今躰で知った「運の法則」を必ず、身に備わったものにして下さい。

実は大して難しい事じゃないんです。例えば貴方がビックリした事の「たった一年で運が逆転する」のは良くなった人は余りみかけないけど、「一年でガタガタに崩れ奈落の底へ最っ逆さま」なんてのは、そんな珍しい事じゃないでしょう。

宇宙の法則は、吾々の側からすると、こんな凄い事柄が普通に、而も常に行われているが、それを見える人、掴み得る人がいかに少ないか、と言うだけなのです。

貴方々も一生、そして毎日それを使って生きられる様になって下さい。
私は、精一杯お手伝いをします

そして、もう一つは「命の単位は、一単位であるが、運の単位は、一家族一家系である」と、覚えておいて下さい。

人の命は、当然「裸で生まれ裸で死ぬる」が最大の基であり、生きる時死ぬ時共にたった一人ですね

しかしその生と死の間の「人間」、は一人で生きて行く事は絶対にないのです。

だからこの間の「運ぶ命」は、一人ではなく一番緑の濃い「複数が単位」なのです。

ごく稀に、生来孤独で、世の中からハミ出した様な一匹狼的な人も出ますが、これさえも家系の代表者としての道を歩んでいるのです

だから、お宅の場合でも、四人の家族は一体で上下するのは当たり前の事なんです。

◎判る様な気がします。子供達も一度逢いたいと言っていますが、連れて来ても良いですか。

○えぇ歓迎しますよ。若い人に接するのは私の延命法の一つですから、何時でもどうぞ。

この人、一年前に私が二回領導をした人です、

その時は
①家族の心がバラバラで、それぞれに反発し合って崩壊状態である

②心労で倒れ、救急車で担ぎ込まれた病院の、一週間の検査で、「胃と子宮」「ベット空き次第、手術」する様勧められた。

③上の娘、勤めをやめて半年か一年海外へ遊びに行きたいと言う (26才)

④下の娘、高校をサボッて不良仲間と遊び歩いて、三度も補導された。

⑤大手商社勤務25年の夫。躰弱く数年前から日の当たらない部署への転籍になり、家では酒浸りで威張る

⑥住宅 ローン、その他で家計赤字だが、働く事を許してくれない。

とまあ、割り合いよくあるパターンで奥さん、目を吊り上げてやってきました。

霞堂の領導

①家庭運、弱い二人が夫婦になったから、うまく行ってるが、仲良い程家庭は崩れて行く。バラバラの状態を作った方が長く保つし、又その様に流れて行く。

②家庭がこわれる為には、誰かが欠けるのが一番だから、子供を助ける為に親のどちらかが犠牲になろうとする。(本人じゃなくて星が)故、夫婦共病気になった。

③妻の宿命の中に子供は無い。が2人作ったので、娘と仲良く暮らしていると、自分か子供のどちらか駄目になる。子供は成る可く早く、どんな形でも自立させることで海外は行かせた方が良い。

④母が抱え込もうとする程背く。
出来れば、寮のある学校とか、親戚から通える学校があると良い

⑤夫の本質は、独立頑固で守備の人であるから、勤めや集団の中では芽が出ない。
無理の蓄積は死につながるから会社は早くやめた方が良い。
辞めれば躰丈夫になり生きる道見つかる。

⑥全員が宿命に抗らって生きているから、生活基盤は悪くなる事でバランス保たれている。
この家族の星を並べて見ると、妻が中心で星が回転しているから、先ず奥さんが考え方なり、生活のペースを変えてみなさい。そこが、変化のポイントです。

◎昔あるところで「水子が泣いている」と言われ、二年位そこへ通い供養してもらったのですが、何の変化もありませんでした。

○男のお子さんです。結婚は男の子が生まれて始めて完成しますから、「この子が生まれていたら、夫婦は生別、又は死別」しています。
女の子で、不完全な状態だから保ったのです。だからこの息子が身を供して、夫婦と女の姉妹を守ってくれた事になります。

人に頼らず、自分が一生懸命供養する事と、夫と娘達に尽くす事が水子の喜びになります。
とまあ、こんな感じなのです。

この奥さん、夫の退職と、長女の海外旅行を認めた事から 「運命の逆転」が始まったのです。

運命が変わって、星が燃え作ら「回転」し始めると、星は 「連動して働き、エネルギーを相乗的に強め、巨大なパワーとなって加速し、その勢いを「大運勢」と言います。

上がる時も下る時も急で極端なのはその故です。その場合、最初にアクションを起し、点火するのは自分自身か、一家の中心に在る星です。

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