『因縁消化と霊格』
「霊格とは」
人間はある程度、自分の意志で物事を選ぶことができますが、親とか性別とか、言わゆる出生に関わることとは何も選ぶことができません。
それはその家、その親のもとに生まれるだけの充分な理由があるのです。
人間が生まれた時は、まだ動物で人間の仲間入りはしておりませんが、動物のもっている本能をこの世で精一杯燃焼して、その後人間として生きられるようになっているわけです。
そこに人間に備わっている人間らしい部分を少しでも高めていくことが大事になるのです。
人間が生まれてから死ぬまで、自分のもっているエネルギーをどれだけ燃焼しているかを測ることを霊格判定と申します。
人間すべてが高い霊格まで行くとは限りません。
低いままで動物的なところをまだ残して死ぬ人もいますし、高い霊格で死ぬ人もおります。
完璧にエネルギーを燃焼させ得た方は生まれ変わるということはありません。
しかし中々そういう方は希で、何度も生まれ変わるのがほとんどです。
人によっては10回20回も魂が生まれ変わります。
しかも生まれ変わるたびに運がよくなるかといえば、あながちそうともいえず、どんどん運が悪くなる場合もあります。
「因縁の伝わり方」
一般的な宗教は、人間を大きく一つにして、魂の事を述べたりしますが、むしろ魂を部分的にとらえた方が分かりやすいのです。
人間には色々な能力があるわけですが、ほとんどが部分的に考えられるものです。
親孝行であったが、働き者でない人、心やさしいが怠け者である人、そういう人が亡くなった場合、親孝行という部分は燃焼しているので、生まれ変わることはありません。
しかし怠け者で働かなかったという部分は燃焼していないのですから、次に生まれ変わるのは、働くことだけの人になるわけです。
あるいは他の例として、80才位になっても働いてばかりで、人の情愛などにあまりとらわれない生き方をして行けば
次に生まれ変わった時は、働きのエネルギーは燃焼されているのですが、人の情愛にとらわれる、あるいは犠牲になる生き方をするのです。
この世での生き方が、そのまま次の世での生き方を作り出すのです。
また複雑ですが自分達が勝手な我によって、新しい因縁を作ることもあります。
ここに親を早く亡くした子がいたとします。
その子が親のいない哀しみを味わいながら、前世の親子の間の因縁未消化部分を自分で消化して行くのですが
その途中において、この子がやがて結婚する時に、自分が親に縁がなかったから、相手にも相手の両親との情愛を断ち切らせるように強制してゆくと
相手の心の中に相手の両親に対しての情愛の因縁が残ってしまうのです。
するとその相手が亡くなった後に、親への情愛の強い子が生まれ、自分の人生を親のために捧げるような形になってしまうのです。
これは、古い因縁を消化しながら、その中でわがままな感情的な我で、新たに大きな因縁を子孫に作ってしまったりする典型的な例です。
人間の魂はこのようなシステムを中心に約千単位の時間の中で何度も生まれ変わるのです。
人間は一人で生ききれないわけで、周囲に対して物すごい影響力を持つのです。
生れながらにしてひ弱な子や体に欠陥のある子、あるいは3〜4才にして亡くなる子というのは、自分よりも親の方の燃焼を大きくさせ、霊格を上げるために役目を負っているわけです。
どんな人でも役割があるのです。
霊魂が最長千年の中を生まれ変わるとしても、その長い時間の中で大変と親に恵まれ、家庭に恵まれ、実におだやかな人生になる所があるのです。
これは五百年から六百年位の霊魂なのです。
しかしそれ以降更に生まれ変わって八百年、九百年と千年に近づいてしまう霊魂は、親の縁も、家庭の縁も、子供の縁もなく、一人だけの人生行程をたどるのです。
また百年から三百年位の若い霊魂は
力だけの人生を渡り、自殺や早死、事故死する人が多いのです。
とにかく自分のエネルギーを精一杯燃焼やし、この世で幸せをつかんでいただきたいのです。
「霊格の高低とは」
生きている中で、どれだけ自分のエネルギーを燃焼するかですが燃焼のされ方は、人によって様々です。
また年齢には全く関係ありません。
若い時に格を上げた方が、結婚した途端下がった人もいますし、再婚によって格を大きく上げる場合もあり付き合う人によって、格が上がったり下がったりするのです。
霊格というものが上がりますと、自分を自分で制御する力が生まれてまいります。
例えば常識とか道徳とかで自分を縛ったりして、自分に厳しくして行くのです。
そして短期間でエネルギー燃焼しながらス一ッと亡くなるのです。
霊格が上がるというのは、かなり辛いことなのです。
霊格が低ければ、自分をコントロールすることができず、常識、道徳は一切気にしないで、身勝手で実に楽な生き方をするのです。
しかし低いゆえに何度でも生まれ変わってこなければならず最長千年の歳月になってしまうのです。
すでに出生以前から、霊格の高低でどういう家に生まれるか決まるわけです。
これは実に自然の流れです。因縁の深い子は、意識の低い親から生まれます。
常識、道徳など教えられない親に育てられれば、子供が霊格を上げようとしても、邪魔されるために、全て燃焼できなくなるのです。
そして、不燃焼部分は次の世に持ち越され、例えば全体の二割不燃焼だったならば、その二割を消化しやすい、因縁の浅い家に生まれるのです。
因縁の少ない子は意識の高い親から生まれます。
一生一度だけで、生まれ変わってこない人生が最大の幸せなのです。
そのためには、自分のもっている因縁(役割)に、ある時、気が付かなければならないのです。
若い時はがむしゃらに生きているから振り返る余裕がありません。
そのうち年齢が増して、ある程度の過去ができてくると、段々因縁に気づき始めるのです。早い人で40代、遅い人でも60代で気づくのです。
大抵、因縁というのは苦労や哀しみの中で消化されて行きます。
さてそれでは、生きている中で因縁消化し、霊格を年と共に上げていくためにはどうしたらよいかということです。
「因縁消化と霊格の上げ方」
① 小さい時は親の枠からはみ出さないこと。
これは親がかりの時代は、両親に反発しないことです。
反発することが即因縁を作ることにつながります。
② 世の中に出てから10年間無償奉仕をすること。
これは何度となく申し上げてきたことですが、親でも兄弟でも他人でもよいですから代償を求めずに人のためにエネルギーを燃焼させて下さい。
10代終わりから、20代終わり頃までの10年間が特に大切で、一銭にならなくてもエネルギーを吐き出すのです。
ところが10年間の奉仕が出来ないで自分の我欲だけで、仕事を転々としたりして
大切な時に燃焼せずにいますとやがて年を取った時に子孫などに振り回されたり、相手にされなくなり自分の人生を無しにしてしまうのです。やはり奉仕をする人は、それなりに人が寄ってくるのです。
③ 自分から慌てないで自然の流れを待つ自然の流れというものがありますから、あまり我欲を出さないで神様に自分の運を任せてみることです。
例えば儲からない会社の社長に周囲の人が、やめることを勧めても、神様がもうやめた方がいいと思えば、自然に止めさせてくれるという心がまえが大切なのです。
そういう意味では、頭のよい人の方が、ああだこうだと考えすぎて、因縁消化できないで霊格を上げられないのです。
④ 世の中の常識や道徳に逆らわないこと。
当たり前の筋道を通過することが大切なのです。
例えば20代の時に自分の希望通りに人生が行くと思った矢先に親の仕事がダメになり、その時に自分の希望は後回しにして、親の手伝いをしながら頑張ってみるのです。
10年位辛抱するのです。必らず良い方向が出てくるのです。
自ら出会った環境に対して、10年間忍耐して、逃げ出さないということが大切なことです。
人間、嫌気がさした時に、逃げ出せば何とかなると思いがちですが、逃げ出す前に、忍耐して状況がよくなってから、新しい展開をして行くべきなのです。
因縁があるのではないか、と思われたら、10年一区切りで、先祖供養を続けてみるのです。
例えば夫婦仲が悪い時などに、10年忍耐して供養してみるのです。
必らずその中に明るさが出てくるのです。しかし忍耐といっても、恨みだけでの辛抱はあまり感心しません。
霊格を上げ、運を強くしていくことは、ごく当たり前に生きて行かれることなのです。
そして人に尽くす時代を持ち、心は自然の流れにまかされることです。周囲に気を配り、その時代の常識、人間社会における道徳を守ることです。
「因縁消化・霊格上昇のタイミング」
人間には、生まれてから死ぬまでの間、自分自身の霊格を上げやすい時と上げ難い時があります。
霊格を上げやすい時は、大抵環境が変化する時です。
①結婚する時
②仕事が変わった時
③引越しした時
④子供が生まれた時
⑤孫が生まれた時
⑥舅、姑との同居
場所とか家族数が変化した時が、チャンスです。
明治、大正、昭和初期生まれの人達は若い時に、仕事や家庭で忍耐を続けていましたので、そのお陰で後年の日本が運強く発展してきたのです。
それを今の若者は浪費するだけで、自ら忍耐をしながら因縁を消化しようとしておりません。
今の若者が50代60代になってから、日本がおかしな国になるのは必定です。
親がやらなければ、子に流れ、子がやらなければ、孫に流れという具合で、目上の因縁はすべて目下が背負うのです。
できるだけ早く、自分の因縁を知り、自分をコントロールしながら、燃焼し続け、次世に生まれ変わらないようにするのが、後世の人々に対しての福音であるのです。
vol.11から😼
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高尾宗家の文章より♪
気がつかされることがとても多かった記事でしたのでご紹介をさせていただきました( ˘͈ ᵕ ˘͈ )
お目を通してくださりありがとうございました😊



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