算命学|運勢と氣

算命学運勢と氣 算命学

⑪運勢と氣

宿命は宿る命で運命は運ぶ命を言いましたが運勢は運の勢いで、これも字の通りです。
「運」とは前に人を「ミニ地球」 「星」であると表現しましたので「命を乗せて走る星の勢い」で「エネルギー」が燃焼している姿でもある訳です。

宇宙と地球

人は燃えながら回転し、一方向へ前進する「光の玉」で、主要元素は宇宙間に偏在する「気」です。

宿命の法則即ち、レールの上を、運命が定めた方向を目指す汽車を走らせる運勢のエンジンは「気」の燃料により動いて人を運ぶのです。

「気」は本源に発し、一瞬も止まる事はなく、又絶え間なく変化して、あらゆる事物を作り内在し、作用して、生成化育、 生老病死を続ける故「運」の本質も気です。

貴方の体内で燃える気を「気」と言い、貴方に外から作用する気を「本気」と言います。この内外の気が呼応して働き、エネルギーとして燃焼し、命は輝き、運勢を生じ、推進力とします。

強く燃え、早く進むから良いとか、弱く長く燃える方が好ましいとも言い切れません。 消えればもちろん「死」です。

内外の気は同質のため貴方の命の玉がギラギラ輝いて完全燃焼している時は、外気も呼応して運勢は活発です。 「吉凶共に」 です。

その時の運は、激しくゴウゴウと音立てて走り、形も極端に現れます。

「気」と言うものが如何に偉大な力を持つかは、貴方が知ってる限りの「気の字のつく文字」を書き出して見るだけでも充分に知る事ができます。

人が発する気だけでさえ、集中すれば強烈な力を発し「心の法則」の元となって、 周辺の世界を変える位の力を持ちますが、この時は三分の一の自我を去り、「無我」の状態に近い程、気は輝きを増し、力を強めます。

集団的宗教の分野で利用される祈りの世界でも、同じ法則で働き、多数の人が、一つの事に「統一」し、無心で祈るときは強力な「気界」が生じ、奇跡や異変を起こす事が出来、 そう言う集団の気や、地の気、城の気や陣地の気を観て戦争を采配したのは「観望の術」と言って昔の軍師達が使った術ですが、 要するに事物や彼我の「運勢」を観た訳で 「仙相術」 です。

「気」を観る為には、「自分の気を確知し、操作出来る」 が前提となり、 それから自分の気と同質の「他の気」が感知し得、又、他物や、他者の気と一体の気になり得てこそ、それ等のものの「奥の本質」や宿命に迫る事が出来るのです。

私が「仙人」 等にはとてもなれそうもないのに、仙道を行修し、気を練る事に懸命なのは只その為に他なりません。

「気」を観望出来て、それで個人に対面した時は、瞬間にして、その人の過去と現在がくっきりと浮かんで見え「このまま生き続けるとどうなるか」の未来が正確に読み取る事が出来ます。

「現在の生き方を続けるのが最善」と言える人は十人に一人位のものですから後の人はその人の
宿命に照らして、 「どこをどう修正すればどんな結果を得られるか」の答えを出し、その答えに添って考え方なり日常生活をチョコッと変えると、幸不幸がドンデン返しで逆転したり、思い掛けぬ巨運を招く事等も可能となるのです。

それが仙相術の世界です。

仙相術

相術と言うのですから、俗に言う「人相、手相、骨相、血相、動態相、声相」等の形態を観る事も当然含んで居ますが、 一般の相術と異なるのは、「天命相」 「気相」「体光相」「色相」等の形としては捉える事は出来ないが、常に自分の本性から発し、隠す事も誤魔化すことも出来ぬものを主な対象として観望するのです。

「天命相」は生来その人に備わった「品格」を観る事によって 「魂の貴賊」 「霊等の高低」を知り且つその人のこの世での役割の大小、軽重、そしてそれに伴う運の強弱を計測します。

「気相」と言うのは、その人の肉体生命の長短、強弱と性格、特徴等の「命の本性、本質」と「気力体力」の天分です。

「体光相」とは、誰もがその躰から発している「光」の色、輝き方、濃淡等をみて、その人の現在の充実度と目指している事の正誤や、結果の成敗を看取致します。

最後の「色相」は、その人が現在迄に築き上げて来た、教養、人格、 人生観で、 「我執と正覚の度合い」及び「人間的力量、器量」等を観貞する事が出来ます。

これが仙相術の「技」であり、この観貞結果を「占星術」の宿命に照合して総合的な答えを出し、領導の主材と致します。

占星術と仙相術の違うところは、
○ 「占星術」は生年月日と言う無形の氣から顕れた「貴方の星」を中心とする六つの現実的な星と、その奥に在る八個の霊的な星によって、貴方の「宿命の全容を解明し、更にその一生涯に関与して廻ぐりきたり去る、二百数拾個の星を加えて、 前現来世を通して生きる 「永遠の生命」の持つ意義と役割を知り、
その中での地上での人生のストーリー(宿命)を観貞します。(陰陽五行占法)

先に地球の背に乗って、十万軒の速度で宇宙を飛んでいた、三分の二「実相の貴方」 で、命が終わる日もここで算出されこの本当の自分を知る事を、 幸福の条件の項では「覚」と言い、そして「絶対の幸せ」を得る為には「与えられた宿命を消化する事自分に忠実に生きる事 が唯一の道であると言って来ました。

その具体的手段と現実的な実証法を求めるのが仙相術であり、 領導の場であって、それによって日々の「福寿」 を得ます。

○ 「仙相術」は、貴方の躰から真理を読みとり、 その躰を使って現実生活での幸せをカチ取って行きます。(気の占導)

如何に高邁な哲理に目覚めようと、崇高な境地に昇華しても、 「動かなければ何事も起こる事はない」からです。

ここでは、「現世での貴方の幸せ」を求めるのですから、今ここに座っている三分の一の「実在の「貴方」が元です。 先ず、貴方と言う命がこの世に出たその日から今日の今迄、 どの様な「自分の歴史を積み綴って来たか。

そして、今ここに在る貴方の気が、如何に燃焼し回転している星なのかを顕彰し、それを本元の
気(宿命)に照合して、その範囲と方向にどの程度合っているか反れているかを観貞します。

この方法での運命の吉凶成敗の判定は百%正確で、如何なる問題もその原因がはっきりと浮かび上がってくるので、対応の仕方も万に一つ誤る事はありません。

ここで一度過去を清算します。 そして総合的判断の結果「今日の只今から、死のその日迄」の貴方の「最幸の生き方」を現実生活の中から生み出して行くのです。 と言っても何も大そうな事をする訳ではありません。

偉い坊さんや大先生が言う様な、貴方が本心から思えない崇高な考えを要求したり、人の見ていないところでは出来る筈もない立派な日常を求めたとて無駄であるのは、何千年かの宗教史と世界の現実が証明しているのだから

ここでは、貴方が「自分の為になる事で自分にとって得な事」を例えば、一日一回は考える。 とか、一日十五分はこんな事をやってみる。 或いは一日一時間だけこの事だけは欠かすまい、等の様な事を「心の面、又は躰の面」でやって見るのです。

条件は「自分が出来る範囲で、嫌だと感じない、自分がやる欠かさず続ける事。」 そして百日とか半年とかの期限を付けて、結果何が起きたかを見るのです。 必ず実証を得ます。

その一段階の幸せを得たら又面談をして領導を得て下さい。 貴方のその時の輝き方、光の発し方に合わせて段々に幸せのレベルを上げたり微調整を加えたりし乍ら「最幸世界」へと誘います。

そして、すべては日常実生活を続ける中での行為や思考ですから、特別なお金や時間も要らず、つらい修行や難しい勉強も何ら必要とは致しません。

そんな安易な事で「最高の幸せ」が得られるものかと考えられるなら無縁の人ですが、 一度試して実証を掴んだならば誰もが判って参ります。 「貴方の根本を対象にした取り組みだから当然の結果である事」と「真理や幸福等と言うものは単純にして素朴なもの」である事が。

では具体的にどんな事をするのかを今ここで問われても、一人一人に合わせてすべてと言う位違う「施術」なので、ここでは表記出来ないのと、本書は、「原理編」 なので、後日「実用書」を発表する時は、その要所や実例等をお目に掛ける事も出来ると思います。

これが「仙相術」のあらましですが、 何か占いと言うイメージとは程遠い感じを持たれたかも知れません。

でもこれが霞堂の占いの世界であり、「普通の苦楽死くらしの中で、現実に行えば確実に結果を出せるのが本当占い」と解して頂けたらと思う次第です。

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